メディア
概要

  今日の米国のマスメディアは、しばしば第四階級(言論界)として知られているが、それは、言論機関は憲法によって作られた政府の他の機関と同等の立場を有することを示す呼び方である。報道機関、または「言論界」は、米国の民主主義の守護者として重要な役割を果たしている。その役割は1789年に採択された憲法修正1条で保証されており、議会は言論の自由を制限するいかなる法律も制定してはならない、と明記している。

  米国のメディアは、1690年にマサチュセッツ州ボストンで最初の新聞が発刊されて以来、長い道のりを歩んできた。50年を経ずに、米国のいくつかの主要都市に雑誌も登場し始めた。20世紀初頭には商業ラジオ放送が出現し、アメリカメディア界における印刷媒体の独占に終止符が打たれ、全国の、後には世界中の視聴者に、かってない生放送のラジオ番組へのアクセス手段を提供した。さらに強力なメディアであるテレビジョンが、第2次世界大戦の終結直後に舞台に登場した。衰退するとの予測に反し、他のメディアはテレビの圧倒的な魅力に立ち向かうために多様化を図った。米国は衛星技術によって、地球上のどこであれ海外の視聴者にも届くテレビネットワーク、とりわけケーブルネットワークの形成が可能になった。新聞も海外版の発行に衛星技術を活用している。

  デジタル技術の進歩と、コンピュータ、電話、ケーブルテレビの一体化の進展によって加速された双方向メディアが、1990年代初頭末の主要トレンドを象徴している。

-- 米国国務省国際情報プログラム室出版物およびその他の政府刊行物より --
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