オピニオン
コラム:中南米社債、高利回り志向の投資家には妙味十分
[ロンドン 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中南米社債には今後追い風が吹くだろう。新型コロナウイルスのパンデミックにより、5月初めから6月の間こそ、この地域の企業のデフォルト(債務不履行)が増加した。しかし高利回りを渇望する投資家は、そうしたリスクをある程度無視するとみられる。記事の全文
コラム:中国アリババ、最悪のクリスマスイブに
[香港 24日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループにとっては、最悪のクリスマスイブとなった。中国政府は24日、同社が独占的な行為に関与した疑いがあるとして正式に調査を開始。香港株式市場の同社株は約9%下落し、時価総額600億ドルが吹き飛んだ。記事の全文
コラム:ウーバー、自動運転部門売却でしぼむ野心
[ニューヨーク 8日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米配車サービス大手、ウーバー・テクノロジーズの将来像が、次第に平凡になっていくようだ。同社は2019年の上場時に大風呂敷を広げ、自動運転車から自転車シェアリング、食品デリバリー、貨物その他幅広い事業に手を広げる野望を示した。それなのに今、コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は自動運転車部門をスタートアップ企業オーロラに売却し、同社の株式を手に入れようとしている。これは野望がしぼみつつある兆候だ。記事の全文
2021年の視点:日米欧は超緩和維持、日銀は国債買入方針が課題=井上哲也氏
[東京 3日] - 2021年の日米欧中銀による金融政策は、新型コロナウイルスに効くワクチンの接種拡大で年後半に経済が持ち直しても、現在の強力な金融緩和政策が維持される見通しで一致している。ただ、緩和効果が強いだけに米欧では資産価格が急上昇して副作用が顕在化した場合、残された政策手段で景気を腰折れさせずに対応できるのかがポイントの1つになりそうだ。
2021年の視点:暗号資産、IPO、住宅… 「フラジャイル」資産膨張の行方=大槻奈那氏
[東京 2日] - 昨年12月23日、主要な暗号資産の1つであるリップル(XRP)が1日で30%以上下落するという事態が発生した。集中管理するリップル社が米証券取引委員会(SEC)から訴えられたためだ。しかし、より大きなサプライズは、それでもビットコインの価格はあまり影響を受けなかった点だろう。
2021年の視点:TPP11議長国の日本、問われる米中との距離感=鈴木明彦氏
[東京 1日] - 米国主導で始まった「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」拡大交渉は、トランプ大統領の誕生によって米国が離脱宣言に踏み切り、崩壊の危機に直面した。いつもなら米国に追随する日本が、意外にも粘り腰を発揮して残りの11カ国での交渉を続け、「包括的かつ先進的な環太平洋パートナーシップ(CPTPP、以下TPP11)」を合意するに至った。
2021年の視点:市場揺さぶる「ビッグ3」、政策手腕の巧拙で波乱含み=尾河眞樹氏
[東京 29日] - 2021年の為替市場はどのような展開になるのだろうか。そのカギを握る注目人物は誰か。今年も、市場の動きに大きな影響を与えると思われる「ビッグ3」を選び、来年の相場を展望してみたい。
2021年の視点:バイデン政権は円高阻止に手を差し延べるか=上野泰也氏
[東京 30日] - もうすぐやってくる2021年は、1月20日に米国大統領として新政権をスタートさせる民主党のジョー・バイデン氏にとっても、9月の自民党総裁選で再選を果たして本格政権への移行を目指す日本の菅義偉首相にとっても、まさに正念場となる1年である。
2021年の視点:日米欧は超緩和維持、日銀は国債買入方針が課題=井上哲也氏
[東京 3日] - 2021年の日米欧中銀による金融政策は、新型コロナウイルスに効くワクチンの接種拡大で年後半に経済が持ち直しても、現在の強力な金融緩和政策が維持される見通しで一致している。ただ、緩和効果が強いだけに米欧では資産価格が急上昇して副作用が顕在化した場合、残された政策手段で景気を腰折れさせずに対応できるのかがポイントの1つになりそうだ。
2021年の視点:暗号資産、IPO、住宅… 「フラジャイル」資産膨張の行方=大槻奈那氏
[東京 2日] - 昨年12月23日、主要な暗号資産の1つであるリップル(XRP)が1日で30%以上下落するという事態が発生した。集中管理するリップル社が米証券取引委員会(SEC)から訴えられたためだ。しかし、より大きなサプライズは、それでもビットコインの価格はあまり影響を受けなかった点だろう。
2021年の視点:TPP11議長国の日本、問われる米中との距離感=鈴木明彦氏
[東京 1日] - 米国主導で始まった「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」拡大交渉は、トランプ大統領の誕生によって米国が離脱宣言に踏み切り、崩壊の危機に直面した。いつもなら米国に追随する日本が、意外にも粘り腰を発揮して残りの11カ国での交渉を続け、「包括的かつ先進的な環太平洋パートナーシップ(CPTPP、以下TPP11)」を合意するに至った。
2021年の視点:市場揺さぶる「ビッグ3」、政策手腕の巧拙で波乱含み=尾河眞樹氏
[東京 29日] - 2021年の為替市場はどのような展開になるのだろうか。そのカギを握る注目人物は誰か。今年も、市場の動きに大きな影響を与えると思われる「ビッグ3」を選び、来年の相場を展望してみたい。
2021年の視点:バイデン政権は円高阻止に手を差し延べるか=上野泰也氏
[東京 30日] - もうすぐやってくる2021年は、1月20日に米国大統領として新政権をスタートさせる民主党のジョー・バイデン氏にとっても、9月の自民党総裁選で再選を果たして本格政権への移行を目指す日本の菅義偉首相にとっても、まさに正念場となる1年である。
特別リポート:自由を失う香港、引き裂かれる家族と社会の絆
[香港 22日 ロイター] - 香港に立ち並ぶ高層マンションの一室、狭いキッチンに広東料理の濃厚な香りが漂っている。秋の訪れを告げる中秋節の時期、香港では家族や親戚が集まり、月を眺め、月餅や料理を楽しみながら団らんのひと時を共にするのが恒例だ。
特別リポート:コロナ禍で「プラ危機」、廃棄増がリサイクル圧迫
[5日 ロイター] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でプラスチック業界が激震に見舞われている。武漢からニューヨークまであらゆる地域で、フェイスシールドや手袋、食品のテイクアウト用容器、オンラインショッピングで注文された商品の配送用緩衝材などの需要が増えているが、こうした製品はリサイクルできず、廃棄物が急増している。
特別リポート:急拡大する中国「海兵隊」、権益確保へ世界展開
[香港 20日 ロイター] - 中国が1990年代半ばに軍事力拡大に乗り出した時点で、最優先目標に掲げていたのは、本土沿岸に接近する米軍を徹底的にたたく戦力を整えることだった。だが今や、人民解放軍は世界各地で米国の力に挑戦するための準備を進めつつある。
特別リポート:イランのミサイル開発に新事実、アルミ粉末計画の内幕
[ロンドン 24日 ロイター] - イラン北東部、北ホラーサーン州の砂漠の端に、アルミニウム工場が建っている。近くには国内最大のボーキサイト鉱床。イラン政府はこの施設群について、アルミニウムの生産拡大に向けた取組みの重要な柱とうたっている。