データ:3億8,500万人の子供が極度の貧困状態に
世界の極度の貧困層の半数は子供です。世界銀行グループとユニセフが共同で新たに発表した報告書は、2013年、世界で約3億8,500万人の子供が極度の貧困状態にあると指摘しています。これらの子供の10人中9人が、20カ国に集中しています。詳細は、報告書「極度の貧困を撲滅する:子どもを中心に」(英語)を参照ください。
アイスランドでは、人口一人当たり年間でオリンピックのプール200個分を超える量の水資源に恵まれています。一方、現在世界で約16億人が水不足の国に暮らしており、その数は20年後には2倍になると見込まれます。中央アジア地域の年間水資源量は、2030年までに1人当たり年間で1700立方メートル、つまりプール1個分以下まで減少する見込みです。今年の世界水週間のテーマは、「持続可能な成長のための水」でした。
今日は暑くなるのか。今日は傘を持って行った方が良いのか。
私たちが日常、天気予報をチェックする際にはこの程度のことしか考えない。しかし、気象や天候に関する情報は、実際は傘や日焼け止めの必要性よりも遥かに重要な役割を担っている。気候変動がもたらす影響の管理、経済的損失の回避、そして極端な天候に見舞われた際の人命救助に役立つからだ。
主要国の大半で成長が低迷し超低金利が続く中、インフラ整備への関心が高まっている。質の高いインフラ整備は、短期的には、経済活動を刺激して雇用創出を促進し、中期的には、当該国の生産能力を高め潜在的成長率を押し上げる。さらに、マクロ経済安定の主要素となる信頼度の向上にも貢献する。
多くの国、特に公共投資への財政制約が大きい国において、民間セクターが重要な役割を担っているにもかかわらず、現在、新興国におけるインフラ投資全体に民間セクターが占める割合はまだごく小さい。
極度の貧困状態にある人口割合が史上初めて10%を下回った。世界は今、これまでにないほど意欲的に開発に取り組んでいる。持続可能な開発目標(SDGs)の採択、そして2015年末のパリ協定調印を果たした国際社会は今、各目標の達成のために最も効率的かつ効果的な方法を検討中だ。今後5回にわたり、世界銀行グループの主要な5分野における現在の取組みと、今後の計画を紹介する。主要な分野とは、(1)良いガバナンス、(2)ジェンダーの平等、(3)紛争・脆弱地域 、(4)気候変動の抑制と適応、(5)雇用創出、の5つであり、いずれも、2030年を期限とする貧困の撲滅に重要な意味を持っている。
バングラデシュの沿岸では、海面上昇が進んでいる。海岸線が陸地へと前進すると、土壌の塩分濃度が高くなり、結果として農業生産高が減少しつつある。生産年齢人口の多くが都会に流出し、コミュニティは空洞化している。淡水魚が姿を消し、地元の人々が口にするたんぱく質の量が減っている。乾季になると、母親が子供の飲み水を制限しなければならず、1日コップ2杯という地域さえある。
途上国において、気候変動がようやく真剣に捉えられるようになってきたとは言え、まだ将来的な脅威であり、今後長期的に対応していけばいいという受け止め方が一般的だ。しかし、気候変動は、貧しい国の貧しい人々、特に沿岸部や河川デルタ、島に暮らす人にとっては、まぎれもなく目の前に迫る危機であり、避けられない事実として深刻さを増してきている。
ただちに対策を講じない限り、今後の見通しは暗い。世界銀行は、自然災害、干ばつ、洪水、食糧価格急騰の頻発化など、気候変動の影響により、2030年までに新たに1億人が貧困状態に陥りかねないと推定している。
生物多様性は、生態系が正常に機能するために欠かせない。 世界開発指標に掲載されている国際自然保護連合のデータによると、上記の図で示された20カ国では、一カ国あたり200種以上の植物が絶滅の危機にさらされている。
興味深いのは、
ということだ。
下の一覧では、国別の絶滅危惧種の数を、植物、鳥、魚、哺乳類と種目別に記載している。より比較しやすいグラフとするには、数字が突出しているエクアドル(ガラパゴス諸島を含む)をクリックの上、非表示(Exclude)を選択すればよい。