Oculus Questの開発

すべてのOculus Quest開発者は、Questストアと追加リソースへのパブリッシングアクセス権を得る前に、コンセプトレビューに合格する必要があります。Questアプリ開発サイクルのできる限り早い段階で、コンセプトドキュメントをレビュー用に提出してください。その他の情報およびコンテキストに関しては、アプリをOculus Questストアに提出するをご確認ください。

予約済みユーザーインタラクション

このセクションでは、システムレベルの機能のために予約されているインプットアクションについて説明します。こうした機能には、以下の物理的なボタンが含まれます。音量戻るホーム

予約済みユーザーインタラクション

戻るボタン、ホームボタン、音量ボタンの動作は、特定の要件に準拠している必要があります。

音量ボタンのインタラクション

Oculus Androidデバイスの音量調整は自動的に処理されます。音量コントロールダイアログのディスプレイも、Mobile SDK 1.0.3以降、VrApiによって自動的に処理されます。独自の音量ディスプレイ処理を実装しないでください。実装すると、2つのディスプレイが並置された状態で表示されます。

必要に応じVRAPI_FRAME_FLAG_INHIBIT_VOLUME_LAYERovrFrameParmフラグとして設定することで、自動音量表示処理をオーバーライドできます。

音量ボタンはVrApiインターフェイスでは表示されません。

戻るボタンのインタラクション

戻るボタンには、長押し、 短押し、長押し中断の3種類の押し方があります。

戻るボタンを短押しした際の動作は、アプリごとに異なります。通常はアプリの現在の状態に呼応した一般的な戻るアクションとして処理されます(必ずしもそうではない場合もあります)。

通常、アプリは戻るアクションによって、インターフェイス階層の1レベル上に移動します。戻るボタンを短押しすると、アプリのメニューが表示される場合などがこれに該当します。短押しすると、UI階層でルートに到達するまで一般的な戻る動作を行い、ルートに到達した後は、アプリ固有のメニューを表示したり、終了の確認ダイアログを表示してユーザーがアプリを終了できるようにしたりするアプリもあります。

Unityで作成されたアプリの場合、十分なステートフル条件をアプリが識別できないときに短押しすると、終了の確認ダイアログが表示され、ユーザーはアプリを終了してOculusホームに戻ることができます。その他のエンジンで作成されたアプリの場合は、この操作を実装する必要があります。

長押し中断では、アクションは実行されず、タイマーが表示されている場合そのタイマーはキャンセルされます。

VrApiインターフェイスを使用しているとき、戻るボタンは、それが実際にリリースされるフレーム上に、短押しにのみ対応する押されるボタンとして表示されます。これにより、アプリが独自に短押し検知機能を実装する必要がなくなります。

ホームボタンのインタラクション

ホームボタンを押すと必ず、ユーザーをOculusホームに戻すダイアログが開きます。Mobile SDK 1.0.4以降では、この動作はVrApiによって自動的に処理されます。

Oculus Goコントローラーでホームボタンを押すと、コントローラーを再センタリングするタイマーが起動します。再センタリングアクションを実行するには、ホームボタンを0.75秒押し続ける必要があります。

VrApiインターフェイスではホームボタンは表示されず、ホームボタンを押してもアプリにAndroidイベントが渡されることはありません。