FEMAによると、 年間、防ぐことのできたはずの火災によって亡くなったアメリカ人は4,000人、負傷した人は20,000人を超えるそうです。火災による財産喪失は、年間86億ドルと推定されています。
火災時には、貴重品を集めたり電話したりして時間を無駄にしてはいけません。火が広がるのは速く、2分間で生命が脅かされ、たったの5分で一軒家が火の海となってしまうのです。炎も危険ですが、熱と煙はさらに危険で、あなたの肺を焼き焦がすことができます。火の炎が巻き起こると、毒ガスが放出され、あなたは方向感覚を失うか無気力になり、深い眠りへと陥ります。火災関連の死亡でもっとも多い原因は窒息で、3:1の割合で火傷を上回ります。自分自身を守るために、火災についてよく知ることが大切です。
ステップ 1:キットを準備する
保存食、水、電池または手動クランクのラジオ、予備の懐中電灯や電池などを入れた非常時供給キットを用意します。ポータブルラジオを用意し、あなたの車の中に保管しておいたほうがいいかもしれません。このキットには必ず以下のものを含めるべきです:
- 医薬品の処方箋のコピーと医療備品;
- 寝袋、枕を含む寝具と衣料品;
- 瓶詰めの飲料水、電池作動のラジオと予備電池、救急箱、懐中電灯;
- 重要書類のコピー:運転免許、社会保障証、住居証明、保険証書、遺書、譲渡証書、出生および結婚証明書、税金記録その他。
ステップ 2:プランを作成する
自分たちの避難行動計画をつくること
- 家族避難計画を作りましょう。災害が起こったとき、あなたの家族が一緒にいないこともありえますから、非常事態にお互いの連絡をどう取るか、どうやって合流するか、また何をするかを打ち合わせておくことが大事です。
- 近所界隈の中、また遠隔地における家族の集合場所を決めておきましょう。
- 街中での電話連絡よりも遠隔地への電話のほうがつながりやすい場合がありますから、離散家族の間で連絡をとるには、町の外へ電話したほうがいいかもしれません。
- また、あなたの家族がよくいる場所:仕事場、保育園、学校などでの避難計画について調べておくこともよいでしょう。なにも計画がなされていなければ、あなたが自ら申し出て計画作成を手伝うことも考えてください。
- あなたの家族の特殊なニーズも忘れずに考慮してください。
- あなたの計画を、保育従事者やベビーシッターに知らせておきます。
- あなたのペットの計画もつくりましょう。
- あなたの近所のシティズンコープチャプター 主催のコミュニティ非常事態対応チーム(CERT) のクラスに参加しましょう。(英語)トレーニングは更新し続けてください。
- 自分の避難計画をつくる
- あなたの家族と、避難ルートをみなおします。どの部屋からでも逃げる練習をします。
- 窓は釘付けされたりペンキで開かないようになっていないか、確認します。格子窓は、火災時に内側から簡単に開けられる安全開窓の仕掛けがなされていることを確認します。
- あなたのお住まいが2階建て以上だったら非常階段の設置を検討し、外部からの窓からの侵入を防ぐ防犯窓の柵や防犯メカニズムが、内から簡単に開けられることを確認しておく。
- 火災時には、より安全な空気を吸えるよう、床を腹ばうようにして逃げることを家族全員に徹底させます。
- 倉庫エリアを掃除しておく。古新聞や古雑誌など、ごみを貯めておかないこと。
ステップ 3:情報を得よう
家庭の準備を整えよう
火災報知機を設置する
- FEMAによれば、正常に作動する煙探知機があれば、火災での死亡確率は50%に半減するということです。
- あなたのお住まいの各階に煙探知機を取り付けます。寝室外の天井または壁の高い(天井から4~12インチ)のところ、開放した階段の踊り場の天井、または壁に囲まれた階段の下、また台所の(中ではなく)そばに、探知機をとりつけます。
- 一ヶ月に一度は探知機をテストしてきれいにし、少なくとも一年に一回は電池を取り替えます(これを忘れずに行う最善の方法は、毎年9月に行われるナショナル・プリペアドネス・マンス中に電池を切り替えることです)。もしくは、デイライトセイビングの時時計を遅らせる際に、煙探知機の電池も検査して取り替えるように覚えておくといいでしょう。
- 探知機は10年ごとに1回、新品と交換します。
- 非常時とその後に食物を安全に保つ方法を調べましょう:www.foodsafety.gov/keep/emergency/ (英語)
あなたの地方当局の情報に耳を傾け
、州および地域の政府があなたの地域に各地に設置した非常時計画について熟知しましょう。 どんな非常時にも、地域の非常事態管理当局が与える指示にかならず耳を傾けてください。
どのようにして計画をたて、地震に備え、また地震の最中と地震が終わった後でどのような行動をとるかについてさらに情報がほしければ、ここをクリックして:Federal Emergency Management Agency (英語)、 NOAA Watch (英語) または American Red Cross (英語)を訪れてください。また、米国消防管理局(USFA) ウエブサイト(英語)でも役に立つ情報を得ることができます。