アメリカ史上最大の停電は、およそ5000万人が電気を使えなくなった2003年8月14日のものです。停電はどこでも、誰にでも起こり得ることですから、準備しておくことが大切です。
ステップ 1:救急セットを準備する
保存食、水、電池または手回しラジオ、予備の懐中電灯、電池を含む救急用品セットを準備しておきます。
プランを作成する
家族全員の準備
- 家族避難計画を作りましょう。災害が起こったとき、あなたの家族が一緒にいないこともありえますから、非常事態にお互いの連絡をどう取るか、どうやって合流するか、また何をするかを打ち合わせておくことが大事です。
- 近所界隈の中、また遠隔地における家族の集合場所を決めておきましょう。
- 街中での電話連絡よりも遠隔地への電話のほうがつながりやすい場合がありますから、離散家族の間で連絡をとるには、町の外へ電話したほうがいいかもしれません。
- また、あなたの家族がよくいる場所:仕事場、保育園、学校などでの避難計画について調べておくこともよいでしょう。なにも計画がなされていなければ、あなたが自ら申し出て計画作成を手伝うことも考えてください。
- あなたの家族の特殊なニーズも忘れずに考慮してください。
- あなたの計画を、保育従事者やベビーシッターに知らせておきます。
- あなたのペットの計画も考えましょう。
- 電動車椅子、生命維持装置、その他電力に頼る装置をお使いの方は、計画停電が起こる前に電力会社に電話しておきましょう。公益事業会社の多くは、緊急事態に備えて、電力なしでは生きていけない顧客のリストとその住所地図を保持しています。あなたの地域で、代替動力に何があるかを尋ねておきましょう。あなたの地域の公益事業会社の顧客サービス部門に電話し、そういう代替サービスがその地域であるのかどうかを知っておきましょう。
- あなたの近所のシティズンコープチャプター 主催のコミュニティ非常事態対応チーム(CERT) のクラスに参加しましょう。(英語)トレーニングは更新し続けてください。
情報を得よう
家庭での準備
- プラスチック容器を数個用意し、凍った場合の膨張を考え上から2.5センチほどのところまで、水で満たします。それを冷凍庫や冷蔵庫の中に入れます。冷水や凍った水は、電気が切れた冷蔵庫の中で、食物を数時間冷やし続けるのに役立ちます。
- 冷蔵を要する薬をお使いの方、たいていの薬は停電後数時間、そのまま冷蔵庫の中に問題なく入れておくことができます。不安な場合、かかりつけの医師か薬剤師に確かめてください。
- コンピューターファイルと操作システムのバックアップを準備する。ノートブック型パソコンをお使いなら、予備の電池や、電力変換装置を買っておくことを考えましょう。
- 使用していないときは、コンピューター、モニター、プリンター、コピー機、スキャナー、その他の電子機器の電源は切っておきます。
- お使いの電子機器のために、高級サージ保護装置を準備しましょう。
- あなたの車庫のドアが電動式なら、手動レバーがどこにあるかを知り、その使い方をマスターしておいてください。
- 家庭や仕事場で、電気を要する電話をお持ちなら(コードレス電話など)、スタンダードの電話送受話器や携帯電話、電波、ページャーなどの代替伝達方法を考えましょう。
- ガソリンスタンドでは電気がなければ汲み上げられませんから、車の燃料は、常に少なくとも半分は満たしておきます。
- 現金自動預入支払機 (ATM) は、停電中作動しないでしょうから、必ず自宅に余分な現金を備えておきましょう。
- 計画停電を行う地域に住んでいるかの確認をする。計画停電とは、電力会社が節電をするために、選ばれた地域で停電を行うものです。通常停電は1時間で、その後電気は復旧され、また他の地域で停電が行われます。病院、空港管制塔、警察署、消防署などはこの計画停電からしばしば除外されます。計画停電は、日中のどの時間でも起こりえますし、また同じ地域で一日に1回以上起こる場合もあります。
- 非常時とその後に食物を安全に保つ方法を調べましょう:www.foodsafety.gov/keep/emergency/ (英語)