機械読取式旅券(MRP)所持義務実施の延期
米国国務省は、ビザなしで渡米する際に必要な機械読取式旅券(MRP)の所持義務実施日を延期しました。日本の他20カ国の国籍の方は、MRP対応ではない旅券でも引き続きビザ免除プログラムを利用して短期観光・商用での渡米が可能です。
ただし、2004年10月26日以降、ビザ免除プログラムを利用してビザなしで渡米する場合はMRPが必要となります。外務省によると、日本の有効な旅券の99%以上はMRP対応です。
ビザ免除プログラム参加国のうち今回の決定で実施が延期されるのは、日本を含め次の21カ国です。
アイスランド、アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、サンマリノ、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、フランス、ポルトガル、モナコ
次の6カ国はMRPまたは米国ビザを所持していなければなりません。アンドラ、スロベニア、ブルネイ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ベルギー
注:
- MRPの読取り部分には通常1名分の個人情報が記録されていますので、旅券に複数名が併記されていてもMRP上の情報が1名の場合、併記されている家族がビザ免除での入国を許可されない可能性がありますのでご注意ください。
- この変更はビザ免除プログラムを利用して渡米する場合のみに該当します。米国大使館・領事館等でビザを申請する場合はビザの種類にかかわらずMRPである必要はありません。