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From the Editor

Embassy Press Officer David Marks

 皆さんご存知のように、昨年11月の米国大統領選挙では、民主党のバラク・オバマ上院議員(当時)が共和党のジョン・マケイン上院議員を破りました。そして、去る1月20日、オバマ氏は正式に第44代米国大統領に就任しました。初のアフリカ系米国人大統領の誕生は、わが国にとって重要な転換点であり、オバマ氏に投票したかどうかにかかわらず、すべての米国人が、人種の壁の克服という点で一歩前進したと誇りに思える出来事でした。

 American View 2009年冬号では、「オバマ大統領就任特集号」と題して、米国国務省国際情報プログラム局が作成した「Barack Obama – 44th President of the United States(第44代米国大統領ーバラク・オバマ)」の日本語版をお届けします。最初に、オバマ大統領の特異な半生と、彼がいかにして政治権力の頂点に上り詰めたのかを振り返ります。次のセクションでは、オバマ大統領が、将来へのビジョンを自らの言葉で語ります。最後に、オバマ大統領の家族ジョゼフ・バイデン副大統領を紹介します。

 選挙結果が出て以来、日本国内では、オバマ政権の誕生によって日米関係にどのような影響が出るかについてさまざまな憶測が流れており、貿易摩擦の再燃や「ジャパン・パッシング」を懸念する声もあります。日本でも米国でも、政権ごとに優先事項やそれに対する施策は変わるでしょうが、オバマ大統領の下での米国は、国際社会の主要な一員である日本が、今日私たちが直面する多くの問題に取り組むに当たり重要な役割を果たすことを引き続き期待すると思われます。

 読者の皆さんに米国の新しい正副大統領を理解していただくに当たり、本号がお役に立てば幸いです。