Skip Global Navigation to Main Content
Skip Breadcrumb Navigation
領事館 過去の活動

日米協力の誕生について領事が熊本で講演

在福岡アメリカ領事館マイケル・チャドウィック広報担当領事

在福岡アメリカ領事館マイケル・チャドウィック広報担当領事

2011年11月2日 熊本 - 在福岡アメリカ領事館マイケル・チャドウィック広報担当領事は熊本日米協会会合の来賓講演者として「日米関係の夜明け:下田におけるタウンゼンド・ハリス」と題した歴史に関する講演を行った。その中でチャドウィック領事は、日本に居住した最初のアメリカ人外交官であるニューヨーク出身のハリスが、日本初の米国在外公館が立てられた下田(現在の静岡県)で初代駐日アメリカ領事として務め、その後、江戸と横浜でアメリカ全権公使として活躍したと語った。

チャドウィック領事は、日米間の揺るぎない友好関係ための枠組みを構築したハリスが果たした重要な役割と、同様に、二世紀にも渡る鎖国から日本を開国するためにハリスを援助した日本側の役人の重要な貢献について論議した。講演の中ではハリスが日本の習慣や文化を理解し始め下田で過ごした14ヶ月間のことと、1858年の日米修好通商条約の交渉人としての任務についてが強調された。チャドウィック領事は、日米修好通商条約はアメリカの利益に即して書かれたとしても、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパの国々がその他のアジアの国々を植民地にしたことや不平等条約を強要的に締結したことよりも、日本の自主決定権を尊重したものであったと述べた。

チャドウィック領事は、二国間に存在する前向きな関係を保つために熊本日米協会が計り知れない貢献をしていることに感謝をすると共に、若い人たちがアメリカで勉強する機会を促進し、人から人への直接の結びつきを次世代に作っていくよう支持を求めた。