FEMA 地域 VIII 共同情報センター コロラド州、デンバー Planning ahead is essential for flood evacuations - Japanese 日付:2009 年3 月28 日 番号:DR-1829-ND-NR-004 連絡先: FEMA 地域VIII 報道デスク (303) 235-4908 ノースダコタ州 セシリー・フォング 電話 (701) 328-8100 プレスリリース 洪水時避難には事前計画が不可欠 ノースダコタ州ビスマーク市 – ノースダコタ州及び連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、大規模な洪水により避難が必要になった場 合、住民と家族は速やかにかつ責任を持って対処することが重要であると住民に勧告している。 自分の避難計画があれば、食料、燃料、宿泊などの割増費用の支払いや、家族の夜間宿泊地の心配を 回避することができる。基本的な避難計画方法 計画を立てる前に、次の3つの質問に回答すること。 1. どこに避難するのか?安全な場所に避難するには避難ルートが1つ以上必要な場合もある。 第一の避難場所は家族や友人宅であるが、満タンで行ける範囲内であること。渋滞時の運 転では満タンでの走行可能距離が大幅に減ってしまうため、このことも考慮する。 2. どこに滞在するのか?家族や友人と一緒の場合は、ある程度の快適さは期待することがで き る。避難について滞在先の人と必ずあらかじめ話し合うこと。緊急避難所に避難すること になった場合は、必需品しか支給されない上、不足している場合もあるが、安全を確保す ることが第一目的である。 3. 避難時には何を持っていくのか?食料、水、衣服、現金、重要書類などが重要。最低3日 間、自力で生活できるように計画することが勧められている。 次の事項を含む綿密な計画を立てる。 1. 避難ルートを計画する。 o 地元の緊急事態管理当局から避難計画について聞く。 2 Planning ahead is essential for flood evacuations - Japanese o 提案されている避難ルートと一般の緊急避難所になる可能性がある場所を見直す。 2. 家族との連絡計画を立てる。 o 計画範囲を調整する。避難は自分の近隣、地域社会、または地域を対象にして実施され るのか? o 家族と計画を共有する。親が家から遠い場所にいる場合などに、学校や託児施設にいる 子供をどうするか話し合う。 o 必要な電話番号が全部あるか確認する。勤務先、学校、携帯電話、固定電話、避難先の 家族、友人、地元の緊急事態管理当局及び/または地域社会避難情報源。 3. 交通手段を準備する。 o 避難が必要になりそうな場合には、車はガソリンが入った状態にしておく。緊急時には ガソリンスタンドが閉まっていることもある。燃料がない、あるいは停電のためにガソ リンポンプが作動しない場合がある。車のオイルやその他のオイル、タイヤの空気圧、 スペアタイヤ、ジャッキ、その他の工具などを点検する。 o 良いロードマップを用意する。避難ルートは知らない道である可能性がある。 o 他の人を車に同乗させる場合には、待ち合わせ場所を決め、迎えの時間を調整するため に連絡を取り合う。 o 公共の交通機関を利用する場合には、待ち合わせには何処にいつまでに到着する必要が あるか調べる。 o 信頼できる交通手段がない場合には、隣人や地元当局にどのような選択肢があるのか検 討する必要がある。郡の緊急事態管理当局がこのような情報を提供している。 4. 災害避難用品を用意する。 o 3日分の食料と水及び/または特別な栄養食品。 o 洗面用品(石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー等) o 処方薬、医療機器、重要な医療記録。 o 数日分の衣服。 o 毛布、枕、タオル(一般の緊急避難所に滞在する場合は特に必要)。 o 身分証明及び重要書類。 o 小切手、クレジットカード、現金。 o 懐中電灯、予備の電池、電話の充電器、電話用の予備の電池。 o 特別なフード、衛生用品、玩具などのベビー用品やペット用品。 5. 家やアパートの戸締りを準備する。 o 電気、ガス、水道の主スイッチやバルブの安全な閉め方を知っておく。 o 庭用の家具、バーベキューグリル、野鳥の水浴び場、ゴミ箱、植木鉢、日よけなどのガ ーデン用品を固定する。 o 貴重品を中央の部屋あるいは2階に移動する。 3 Planning ahead is essential for flood evacuations - Japanese o 家は長期間電気がなくとも大丈夫な状態にする。 a. 冷蔵庫と冷凍庫から傷むものを取り除く。 b. 電力サージによる損害を避けるために、主な電化製品の電源を抜く。 避難勧告が出されたらどうすればよいか。  家族全員を集める。  避難地域外にいる家族に対して、避難中に帰宅しないように知らせる。レセプションセンタ ーや集団緊急避難所などに向かってもらい合流する。電話をかけあい家族全員の消息を確認 する。  窓やドアを閉め鍵をかける。カーテンや日よけを閉める。  近所の人が助けを必要としていないか確認する。交通手段を提供する。  出かける時間や行き先を他の人に知らせる。  情報を得るために地元の消防署や警察署に電話をしないこと。救急作業員は救急事態用の電話 回線が必要である。特別な援助が必要な場合は、地元の緊急事態管理当局に電話をする。 危険への備えに関するより詳しい情報は、 www.fema.gov 及び www.ready.gov を参考にする。 FEMA は、人命及び財産の喪失を減じ、自然災害、テロ行為、その他の人為的災害を含むあらゆる危険から 国を 保護することを目的に、準備、保護、対応、復旧、減災に対応したリスクベースの包括的な危機管理 システムにおいて国を指導しかつ支援する。 ###