以下の書簡はC-A(Collider-Accelerator)実験エリアで作業をおこなう実験グループのメンバー(ユーザー)に対して適応される環境・安全・健康 (EHS:environmental,
safety and health)についての必須事項を要約したもので、 C-Aデパートメントでの規則の入門書となるものです。ユーザーは以下の内容をよく読んで、指定されたトレーニングを受ける義務があります。EHS規則に関する詳細については
C-A ESHQ Division Head (Ray Karol, x5272, Pager 453-5971) か C-A Associate
Chair for ESHQ (Ed Lessard, x4250)に連絡をとって相談してください。
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関連する電話番号(目次に戻る)
C-A
Department Chair
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C-A デパートメント・チェアマン |
Derek
Lowenstein
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4611
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C-A
Associate Chair for ESHQ
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C-A EHS担当副チェアマン |
Ed
Lessard
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4250
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C-A
ESHQ Division Head
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C-A ESHQ部門長 |
Ray
Karol
|
5272
|
C-A
ESH Coordinator
|
C-A EHSコーディネーター |
Asher
Etkin
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7200
|
C-A
Facility Support Representative
|
C-A ファシリティ・サポート代表 |
Paul Bergh
|
5992
|
C-A
Environmental Coordinator
|
C-A 環境問題コーディネーター |
Joel
Scott
|
7520
|
C-A
Training and Procedures Manager
|
C-A トレーニング及び諸手続き管理責任者 |
John
Maraviglia
|
7343
|
C-A
Main Control Room
|
C-A メイン・コントロール・ルーム |
Operations
Coordinator
|
4662
|
C-A
Work Control Manager
|
C-A 作業管理責任者 |
Peter
Cirnigliaro
|
5636
|
Health
Physics Office at C-A
|
C-A 健康管理室 |
On-Duty
RCT
|
4660
|
BNL
Laser Safety Officer
|
BNLレーザー安全管理責任者 |
Chris
Weilandics
|
2593
|
BNL
Clinic
|
BNL医務室 |
On
Duty Staff
|
3670
|
Experimental
Safety Review Committee
|
実験安全レビュー委員会 |
Yousef
Makdisi (Chair)
|
4932
|
Radiation
Safety Committee
|
放射線安全管理委員会 |
Dana
Beavis (Chair)
|
7124
|
Accelerator
Safety Review Committee
|
加速器安全レビュー委員会 |
Woody
Glenn (Chair)
|
4770
|
ALARA
Committee
|
ALARA(As low as reasonablly achievable)委員会 |
Paul
Bergh (Chair)
|
5992
|
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各実験期間(RUN)に先立って、Users Training for Collider もしくは Users Training for Fixed Target Areas (AGS) の講義に参加しなくてはなりません。講義を受ける代わりに、毎年チャレンジ・イグザム(検定試験)を受け、更新することも出来ます。初年度は必ず講義に参加してください。これらのプログラムは、コライダーやAGSに特有なトレーニングに加えて、他のBNLトレーニングコースの代用にもなります。たとえば、Users Training for Fixed Target Areas (AGS) は、ODH(酸素不足の事故)、ストップ・ワーク、Emergency Planning(緊急時の対応)、High Radiation Module(高放射能基準)、General EmployeeTraining (GET:職員共通トレーニング)の代用になるほか、DOEが指定するところのRadiation Worker I (放射線作業従事者I) トレーニングを別の研究所ですでに受けている人をBNLで認知するためにも利用できます。作業の内容によっては別途トレーニングが必要になるユーザーもいます。採択された実験をレビューする過程で、C-A Experimental Safety Review 委員会か C-A Radiation Safety委員会が、個別に必要になるトレーニングを指定します。 注意:参加する実験固有のトレーニングが指定されている場合があります。ここに記述されるトレーニングに加え、実験責任者の指定するトレーニング規則すべてに従う必要があります。
コライダー実験のシフトリーダーには Users Training for Collider以外に受講すべきトレーニングがあります。 もしあなたが、コライダー実験のシフトリーダーでなく、コライダー実験エリアだけで作業する場合には、 Users Training for Collider が実験エリアにアクセスするために必要とされる唯一のトレーニングになります。繰り返しになりますが、作業を行うためには、実験個別に指定されるトレーニングがある得ることにご注意ください。ESH関連事項の報告義務(目次に戻る)コライダー実験エリアと異なり、AGS実験エリアにアクセスするユーザは、Users Training for Fixed Target Areas (AGS) に加えて、 Radiation Worker I トレーニングを受ける必要があります。これは、遅い取り出し、早い取り出し、両方のビーム・エリアにエスココートされずにアクセスするために必須となります。 もし、あなたが別のDOE関連研究所等で現時点で有効な Radiation Worker I トレーニングを受けているなら、放射線管理部の相互協定により Users Training for Fixed Target Areas (AGS) の受講を持って替えることが出来ます。もし、あなたが Radiation Worker 1 トレーニングを済ましておらず、AGS実験エリアで作業したいのなら、必ずBNLの Radiation Worker 1 トレーニングを受講してください。
Users Training for Collider は通常1.5時間の講義で、実験期間に先立って、6ないし8週間前よりはじまります。講義は毎週月曜日の午後1時よりビルディング911-AのSnyder Seminar Roomで開催されます。以前講義を受けたことがあるのならば、チャレンジ・イグザムで代用することが出来ます。希望者は内線5800の Training Officeに連絡をとり試験をアレンジしてもらってください。
Users Training for Fixed Target Areas (AGS) は、必要に応じて開催されます。 以前講義を受けたことがあるのならば、チャレンジ・イグザムで代用することが出来ます。希望者は内線5800の Training Officeに連絡をとり試験なり講義をアレンジしてもらってください。
現時点ではコライダー実験のユーザは個別にフィルムバッチ(TLD)を携帯する必要がありません。しかしながらコライダー実験のシフトリーダーとなるためにはTLDが必要です。TLDを発給してもらうためには2年に一度、Radiation Worker I トレーニングを受ける必要があります。すでに講義を受けたことがあればチャレンジ・イグザムを受けて更新することも出来ます。
以下の章にはC-A実験エリアで要求されるEHS規則の概要が記されています。EHS規則に習熟し、それを守ることはすべてのユーザーの義務です。
C-A実験エリアには潜在的に重大な事故が発生する要因が多々あります。大型の機器、高電圧、高電流、可燃性ガス、酸素不足、放射線などにより事故が引き起こされる可能性があります。我々はこのような複雑な環境で、これまで優れた安全記録を維持していますが、そのためには実験エリアに立ち入るすべてのユーザーの協力が不可欠です。又、それぞれのユーザーにESH 規則と必要な諸手続きを熟知してもらいたいと思います。潜在的に危険な状況やESH規則に反する状況を発見した場合は、速やかにC-A Main Control Room (x4662)にいるOperations Coordinatorまで報告するか、C-A EHS Division Head (x5272) まで連絡してください。
実験を行う際に守るべきESH規則の詳細はC-A procedure OPM 9.2.1.に記載されています。C-A部局では、実験責任者が実験を正式に開始するに当たって審査を受けて、その実験計画がBNL 標準管理システム(SBMS)の中に定められた条件を満たしている事を示すよう義務づけています。
実験チームごとにリエゾン・フィジシスト(連絡役研究者)が定められています。リエゾン・フィジシストは、実験を安全にかつ環境を損うことなく遂行するため、C-A ESHQ 部門のメンバーや、C-A ESRC責任者、C-A RSC責任者と密接に連絡をとりながら仕事を進めています。リエゾン・フィジシストはESH関連事項についてのユーザーとの接点となります。リエゾン・フィジシストのリストは http://server.ags.bnl.gov/bnlags/liaisons.html にあります。
又、実験チームにはリエゾン・エンジニア(連絡役のエンジニア)が定められており、大型実験装置を実験エリアに設置したり、電源や水路との接続を行うための作業を管轄します。リエゾン・エンジニアは又、実験のユーザーや設計者、業者などと共同して作業計画を作成し、BNLが実験機器の設計と設置に対して定めているESH規則を守る役割を担っています。研究所の方針として、ここに勤務する者とユーザー、さらには近隣社会の健康と安全を守ることを重要視しています。C-A部局の主任と、EHS担当副主任は、C-A部局においてESH プログラムを推進する公的責任を持っています。C-A ESHQ部門責任者はこのプログラムの日々の運営を担当しています。いずれにしても重要なことは、安全に対する本人の自覚です。もしあなたが C-Aの規則に従わないなら、個人的に責任をおうことになります。あなたの実験のリエゾン・フィジシストは、C-A規則に精通していることを記憶しておいてください。
放射線シールドの移設やビーム強度の変更、見学、訪問者に対する規則、教育訓練などはすべからくESH関連事項となりますので、リエゾン・フィジシストと連絡をとって進めなくてはなりません。
研究所内で起こった救急処置や医療措置の必要な傷害はすべてBNL Occupational Health Clinic (x3670)に報告してください。実験エリア内で救急事故が発生したときは、Main Control Room (x4662).にも連絡してください。x911に電話をするといつでも医療スタッフをよびだすことができます。
実験装置の問題に起因して事故がおこる可能性がある時には、当直のOperations Coordinator( x4662)とリエゾン・フィジシストにすみやかに報告してください。
実験スポークスマンは、実験施設を訪問する人々全員に対する責任を持ちます。正規の教育訓練を受けたC-Aユーザーが見学者に付き添う必要があります。団体の見学をアレンジした場合はすべからくESHQディビジョン責任者とリエゾン・フィジシストに報告しなくてはなりません。見学者が立ち入り制限区域や放射線管理区域に立ち入る際には、OPM 2.16に添付されている「放射線トレーニングの免除申請」を行わなくてはいけません。用例がOPM 2.16.c にあります。詳細はESHQ部門責任者の R. Karol (x5272) までお問い合わせください。
18歳以下のものはC-A チェアマン、C-A ESHQ 担当副チェアマン、C-A ESHQ 部門責任者のいずれかの許可無く実験領域に立ち入ることはできません。
C-Aエリアに搬入されるすべての資材、薬品、装置についてはは、すべからく事前にリエゾン・フィジシストに通知しておく必要があります。各々の実験は立ち上げ時のみならず、その変更においても、安全レビュー委員会Experimental Safety Review Committee (Y. Makdisi委員長, x4932)による一般的安全性審査を受け、ESH関連事項がチェックされます。一般的な安全性を評価する手順については、C-A OPM 9.2.1を参照してください。BNL内の施設以外で製造された装置の審査を受ける場合には、十分な図面と仕様確認が必要とされます。実験エリアに関して、またビーム強度等の大きな変更があった場合は、C-A放射線安全委員会(D. Beavis委員長、x7124)が審査に加わり、アクセスコントロールや放射線防御に対する審査を行います。放射線に関するる安全面の評価手順についてはC-A OPM 09.1.15を参照してください。
圧力容器、真空容器、冷却装置、ガスを扱う装置など、特定のタイプの機器はEHS安全審査を受けなくては運転できません。実験エリアへの危険物の持ち込みに先立って、リエゾン・フィジシストに報告してESH安全審査が必要かの判断を受けてください。装置のオペレーションの前に、安全基準を満たすための変更を行えるよう十分な時間をとっておく事が必要です。
危険区域バリアを越えてはいけない。 TLD等着用の警告、放射線区域の表示やラベル、警報などを無視してはいけない。 |
各実験エリアには、実験遂行のために必要な放射能安全規則があり、その内容が必ず表示されています。その規則を熟読して指示に従ってください。
いくつかの実験エリア内ではTLDバッジの着用が義務づけられています。“Radiation Area” や "Controlled Area TLD Required"などの警告表示がある場合 RadWorker I 教育訓練とUsers Training for Fixed Target Areas (AGS) 教育訓練を受け、TLDバッジを着用する必要があります。これらの付加的な規則ははっきりと表示されております。ビジターでも訪者用TLDを着用してエスコートを受ければ、これらの区域への立ち入りが可能になります。
コライダー実験エリアでは"Controlled Area"の表示があります。ここへの立ち入りにはUsers Training for Collider教育訓練が必要ですが、Rad Worker I 教育訓練や、TLD着用の義務はありません。ただし、RHICトンネルにエスコートされずに立ち入る際にはRadWorker I Training とUsers Training for Collider が必要になります。放射線管理区域での作業が割り当てられていない場合、区域内に留まっている事はできません。
実験エリア内には「chipmunks」(シマリス)と呼ばれる放射能モニターがあります。決してこれらのモニターを移動させたり操作したりしないでください。
胎児には特別の放射線量限度があります。妊娠中のC-Aユーザには、C-Aでの作業に当たって特別の放射線量限度が適応されます。ファシリティーサポート部の担当者C. Schaefer (x4728)に報告して、作業場所の線量がきちんと審査されるよう配慮してください。
すべての放射線源はC-A ESHQの放射線管理技術者(x4660)が審査し、放射能漏れが無いことを確認するための計測をおこないます。たとえBNL内の他の部署からの搬送であっても、C-A内に放射線源を持ち込む場合は、事前にC-A Health Physics Office (x4660)に報告してください。BNL外からの持ち込みおよび持ち出しに際しては、BNLの「アイソトープおよび特別資材担当グループ」(Isotopes and Special Materials Group,x5233)を経由してからC-A部局に持ち込み/持ち出しを行わなくてはいけません。
放射線区域内”Radiation Area”での飲食は禁止です。
フェンスや放射線障壁には登ってはいけません。必ずゲートを通って実験エリアに入域してください。 これによりビームが安全に遮断されます。この規則に従わないと、BNLに立ち入ることを拒否されることになります。
放射線区域を示す障壁を取除いたり動かしたりしてはいけません。
すべての表示されている規則に従ってください。HighRadiation Areaとか Contamination Areaの表示がある場所には高レベルの放射線や放射能汚染の危険がありますので立ち入らないでください。これらの領域に立ち入るためにはユーザー教育訓練、Radiation Worker I教育訓練を受けるだけでは不十分で、別のトレーニングが要求されます。オレンジ色の保安用タグがついた装置、例えば「chipmunks」、ある種の電源装置、アクセス管理システムにつながる装置などについては、タグに記載されたすべてのインストラクションに従ってください。
C-Aの建物内はすべて禁煙です。自分の仕事場にある火災報知機の場所を確認してください。火災が発生したらx911に電話をするか、レバーを引いて警報機を鳴らしたのち、メイン・コントロール(x4662)に報告してください。すべての電話機にはその位置を示すラベルが貼付されています。
自分の所属する実験の緊急時の手順を熟知してください。特定の実験では緊急時の手続きが設定されています。リエゾン・フィジシストか実験スポークスマンから内容を確認してください。
C-A実験エリアに居るとき、断続的に鳴るサイレンとか継続的や断続的になる火災報知機のベルが聞こえたら、直ちに建物から避難してください。避難後はC-Aエリアに戻ってはいけません。安全が確認された時点で実験エリアへの再入域を許可するアナウンスがあります。
実験エリアにおける避難経路は複雑な場合がありますので、事前に確認しておく必要があります。出入り口は物を置かないでください。
火災消火器を使って自分ひとりで火災に対処するのは危険です。まず消防部門(x911)とメイン・コントロール(x4661)に連絡し、その後、消火器を使用してください。
ある種の実験エリアでは自動消火装置が設置されている事があります。システムが作動すると結露のため部屋の中の視界が悪くなりますので直ちに避難してください。ガス自体は人体に悪影響がありません。散布時間は通常10秒以内です。
可燃性のガスや液体を使う実験装置は作動させる前にESH審査が義務付けられています。このタイプの装置には、C-A規則が別途決められているので注意してください。
紙、段ボール箱、木材などの可燃性の素材は実験エリアに保存してはいけません。
水素や重水素用のタンク、デュアー、配管などのそばでの喫煙や、火花を飛ばすような作業は厳禁です。これら以外の可燃性の冷却用液体についても同様です。
水素ターゲットや容器の近くで作業する場合は細心の注意を払ってください。
低温の液体が皮膚につくとひどい火傷になりますので手袋やゴーグルを着用する必要があります。低温の液体が流失すると酸素欠乏を引き起こすことがあります。流失が起こったら、低温警報に従い、直ちに避難してください。低温の液体の蒸気は肺の内部に障害を引き起こすことがありますので、蒸気の中を通らないよう気をつけなければいけません。
C-A施設での作業に先立って、ユーザーは作業計画書を提出する義務があります。特にOPM 2.29は実験者の作業管理のための手引きです。これに記述された詳細に従って危険性の低い作業のリストをつくり事前承認をうけます。このリストは実験スポークスマンかその代理の者がC-A作業管理責任者の指導のもとに準備し、現場に掲示されます。リストに載っていない作業を行うユーザーはESH審査が別途必要かどうかを、リエゾン・フィジシストかリエゾン・エンジニアに尋ねてください。
中程度や高度の危険を伴う作業を行うには、作業計画を立てるのに当たってBNL Standard 1.3.6に準拠しなければいけません。この手続きは、BNL“グリーン・ワークパーミット”の資格の取得を伴います。中程度もしくは高度の危険を伴うとされている作業はC-A OPM 2.28.dに記載されています。可燃性ガスを扱うシステム、高所作業、真空装置の大型窓の付近での作業などが、一般に中および高度の危険を伴う作業に類別されます。作業計画立案の初期の段階でリエゾン・フィジシストかリエゾン・エンジニアに連絡し助言を受けてください。
特定の実験では、別途作業計画が必要になる場合があり、時には実験者側に”work coordinator”(作業調整責任者)がいる場合もあります。実験によっては特定の作業に手順が決まっていて、その手順がC-A部局の管制下に置かれている場合があります。ある種の実験特有の手順はについてはC-A OPM の第11章を調べてください。実験エリアでの作業に先立って、リエゾン・フィジシストか実験スポークスマンに相談し、各実験固有の作業規則を確認してください。
通電されている電気回路と接触するのが危険なことはよく知られていますが、それに加え重要なこととして、C-A にある120/208/480ボルトの電流容量(短絡時に許す最大電流)は、ほとんどの工場や研究所のものよりはるかに高いことに留意してください。C-A電源システムへの機器の着脱に道具が必要な場合には、資格をもったBNLの作業員が行う必要があります。120/208/480ボルトの交流電源に接続された装置で作業をする場合は十分注意を払うようにしてください。ショートを起こすと大きなアーク放電が発生し、解けた金属が飛び散り、最悪の場合死にいたる事故が起こりえます。
1)定格電圧が50V以上の交流電源、2) 50V以上の直流電源、3) 最大電流が10mAを上回る電源、4) 最大出力が10ジュールを超える電源などで通電された電気機器に手を入れてはいけません。この手の電気作業を行うには、別途の電気安全教育訓練を受ける必要がありますので、C-Aのトレーニング責任者と連絡をとってください。
赤色のタグは、ユーザーやスタッフの安全を守るために使用されています。このタグがついた機器は絶対に作動させてはいけません。赤色タグをはずせるのはそれをつけた人だけです。担当者不在の場合はメイン・コントロールが主導して、特別の審査プロセスを立ち上げることになります。
磁石の付近で作業する場合、特に大口径のギャップをもつ磁石付近で作業する場合、鉄や鉄鋼でできた物に十分注意してください。作業エリアを片付ける前に、誤って磁石に通電するようなことが無いよう十分に配慮してください。磁界は驚くほど遠方にまで影響を及ぼします。
ペースメーカについての警告サインに従い、又、その場所での磁場に関する安全プランや防護柵などの制限を守らなくてはいけません。ペースメーカーに類する機器をつけている人は、磁場の付近で作業する前に健康上問題がないことを調べる必要があります。リエゾン・フィジシストと連絡を取り、必要な手続きをふんでください。
大型のスペクトロメータ電磁石は最初の運転に先立ってESH審査を受ける必要があります。その後、隣接した機器に変更を加えたり、磁気シールドに変更を加えた場合にも審査が必要です。
大口径の真空ウィンドウの近辺で作業を行う場合には、真空ウィンドウのシャッターが閉まっていることを確認してください。ウィンドウが破損するとエアーハンマーがおこり、重大な機器の破損を引き起こし、数フィート離れている人にも障害を与えることがあります。
実験エリアにあるすべてのレーザーは最初の使用に先立って、BNLのレーザーEHS担当者、Chris Weilandics (x2593)から審査をうける必要があります。前に審査を受けたレーザーでも、変更を加えた場合には審査を再度受ける必要があります。実験エリアにあるレーザーに対しては、医学的な見地からみたESH追加規則があることに注意してください。
Stop Work(作業停止命令)(目次に戻る)すべてのユーザーは放射性廃棄物や危険な廃棄物の取り扱い、保存、および実際の廃棄処理に対して責任があります。そのためには、適切な管理をおこない、関連文書を作成し、また適切な教育訓練を受ける必要があります。リエゾン・フィジシストとリエゾン・エンジニアはESH規則に精通していますが、廃棄物に関する規則や廃棄物取り扱い申請書は複雑で、また頻繁に変更されます。特別な取り扱いやラベルの添付が必要になることもあります。従って廃棄物を C-Aから持ち出す際には必ず、C-A環境保護の責任者(x7520)と連絡を取り、助言を受けてください。
廃棄物は、1)可能な限り、再利用可能な材料で代用する、2)最小限の素材に照射する、3)分別回収に努める、などの方法でその廃棄量を最小にするように努めてください。
通常のゴミを放射性廃棄物の缶に捨ててはいけません。これは放射性廃棄物の量を増やすことになり、好ましくありません。
汚染防止テクニックとリサイクルすべき資材のリストは https://sbms.bnl.gov/sbmsearch/subjarea/23/23_Exh2.cfm?ExhibitID=6316 に載っています。
ある作業現場が相当に危険な状態にあり、その状態を解消するために速やかな対応をすることが必要であると判断された時には、ユーザ ーはすべからくStop Workアクションをとらなくてはなりません。相当に危険な状態とはその作業を続けると、死亡事故、大怪我、重大な 環境破壊あるいは装置の破損をもたらす、と判断される場合を指します。Stop Workは以下のような単純な手続きです。化学薬品、クレーン操作、転倒防止など(目次に戻る)1)相当に危険な状態に対してStop Work 命令を出す人は
"Stop work! You are in imminent danger because…"
と宣言します。
2)Stop Work 命令を受けた人はすべからく、安全に作業を停止できればすぐさま、さもなくば安全に作業を停止できる最初の機会に命令に従わなくてはなりません。
3)Stop Work 命令を出した人は、Stop Work 命令を受けた人が作業を継続してもしなくても、口論したり身体的に干渉したりしてはいけません。
4)Stop Work命令を出したものも受けた者も彼らのリエゾン・フィジシストか指導者に知らせ、C-A ESH CoordinatorにStop Work命令が あった事と相当に危険な状態がどのようなものであったかを説明します。
Stop Workについての更なる情報はC-A Users Access Trainingで提供されます。
クレーンで吊り下げている荷の下や近くに立ってはいけません。実験エリアや通路に障害物があると危険ですから物を置かないようにしてください。疑問のある場合はリエゾン・フィジシストと相談してください。
溶剤、鉛、ベリリウムなど毒性のある物質を利用するときには人体保護用の防護器具が必要です。リエゾン・フィジシストもしくはC-A ESH Coordinator (x7200 か x4617)と相談して規則を確認してください。